船橋ららぽーと、船橋競馬場近くにあるネオ酒場よね

カリフォルニアワインの飛躍の時代を調べました。

 

1970年代になると好景気が後押ししてナパバレーのモンダヴィのような高品質なワインを造る家族経営や個人経営が多いブティックワイナリーにも充分な収入が入って来て更に良いものを作ることができるようになって来ました。

 

そこへきて1976年のパリスの審判と呼ばれる事件がおき、世界に衝撃をもたらします。

 

それまでは伝統的なボルドーやブルゴーニュで作る最高級フランスワインが最高だと信じてきた人々に、ニューワールドであるカリフォルニアワインが赤白共に優れている、と、著名なフランス人審判達から評価されたのです。

 

更に人々を驚かせたのはモンダヴィがフランスの伝統的な最高級ワインの一つシャトー・ムートン・ロートシルトのシャトーオーナーでもある、フィリップ・ド・ロッチルト男爵と手を組んでオーパス・ワンというブランドを立ち上げたことでした。

 

このことからニューワールドワインが見直され、ニューワールドに新たな投資が集まることとなりました。

 

そこに近年成功した富裕層(ニューリッチ)達がブティックワイナリーを経営して成功することが新たなステータスとなる流れが出来、ますますブティックワイナリーがプレミアム化していきます。

 

フランスの伝統的なシャトーが年間5万ケース規模を製造する中、ブティックワイナリーは少ないところでは100ケースしか製造されないという所もあり、益々希少価値が上がり、中には普通の人では入手することさえ出来なくなるものまで出てきました。

 

しかし、カリフォルニアワイン全てが超高級というわけでもなく、旧来通りのテーブルワインから、ちょっと手を伸ばせばなんとか味わえる中堅クラスのワインも幅広く作られており、アメリカのワイン生産量の90%以上をカリフォルニアで賄うほどとなっているそうです。

 

長くなったので今日はここまで。

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