店内にはお客様は誰もいなく、アルバイトの女の子と二人で、ただ静かにモニターに映る画面と雨音に身を委ねていました。
今日の BellB はとても静かです。
しとしと。という雨音が少し強くなったと感じたとき、ドアが開いてお客様が入ってきました。
傘を持っていなかったのでしょう。ずぶ濡れです。
その女性は僕の直ぐ目の前のカウンターに腰をおろしました。
「バーボンをロックで。」
そう一言つぶやくと目を瞑ってしまいました。
こんな日に来てくれたんだ。少しサービスしてやろうとブラントンのロックを女性の目の前に置くやいなや、彼女はものすごい勢いでブラントンを一気飲みし、「おかわり」と一言。
そこで初めて彼女の顔をまじまじと見ました。黒髪で化粧は薄めですが、よくみるととても美人です。
もういっぱいブラントンを作り「大丈夫ですか?」と、声をかけると彼女はふいにニコニコしながらテーブルの下から足を伸ばして僕の足をツンツンとつついてくるのです。
ツンツン。
もしかして僕に気があるのかもしれない。まだ出会って数分だけど、そういうことなのかもしれない。
ツンツン。ツンツン・
あれ?おかしいな。確かカウンター席は工事の時に足元は壁を作ったはずなのに。
おかしいな・・・ツンツン・・・。
「氷堂さん、船橋ですよ。」
え?え?
目の前にいたのは黒髪の美女ではなく、黒髭の社長でした。
・・・。
こんにちは。電車でうたた寝中もオープン後のシュミレーションに余念が無いBellB 店長の氷堂です。
未だ工事中の BellB ですが、今日は壁が出来てそこにクロスが貼られました。
だいぶお店っぽくなってきました!
BellB には大きく分けて4つのエリアがあるんです。
- カウンター席
- カップルシート
- 立ち飲み席
- VIPルーム風の個室席
それぞれ、壁紙や使ってる素材が違うのがポイントなんです。
このあたりは、お店がオープンしたら是非是非ご来店頂いて実際に見ていただきたいところです。
黒髪美女の方のご来店もお待ちしております!