遅番マネージャーのゆたかです。
以前ご紹介したブーン醸造所の「Gueuze(グーズ又はグースと言う)」というジャンルのランビックです。
〜ランビックのおさらい〜
ベルギーの首都ブリュッセル近郊西側約20Km範囲のパヨッテンラント周辺でしかできないお酒。
このエリアの醸造所の空気中に浮遊する野生酵母で発酵させる酸味の強いビールをランビックと呼び、ベルギー独特の製法で、大まかに言うと、麦芽の全体量のうち、小麦を生で30%、残りを大麦麦芽で、ホップは4.5年乾燥させて香りを飛ばしたものを通常のビールの4〜6倍も使うという特徴があり、若いものより熟成が進んだ3年ものが酸味の強いランビックとなります。
この酸っぱいランビックの若いもの(8ヶ月〜1年程度)にフルーツのシロップや果汁を加えて(二次発酵するものとしないものがある)出荷するものをフルーツランビックと呼びます。
〜おさらいここまで〜
グーズとは1年間寝かせた若いランビックと2〜3年寝かせた熟成したランビックをブレンドして造られるビールです。
ブーングースは年代の異なる3種類のランビックビールを混醸(ブレンドし二次発酵)させて更に2年以上樽で寝かせます。
つまり、出来上がるまでに最低で5年程度の時間をかけているんです!
5年前ってなにしてました?
味わいは2年も樽に居るのでしっかり香る樽香と熟成されたやわらかい酸味が特徴です。
ぜひ5年前を思い出しながらその時間と味をお楽しみください♪