なんでワインを保存するときは揺らすとダメか?
一般的に言われるのはオリが混ざってしまうので不味くなるからということらしいのですが、そもそも本当でしょうか?
一般的に瓶詰め後にオリが溜まるようなワインとはボルドーワインとかみたいに長期熟成(10年以上)に耐えられるタイプのある程度重いワインです。
※低温保存でもカリウムとかのオリが出ますがここでは省きます。
このオリというのは長い時間かけて成分同士がくっついて重くなって沈殿したものだそうです。
とすると、このオリって美味しくなる過程でいらなくなった部分とも考えられますね。
なのでオリが美味しいということはあまりなさそうな気がしますね。。。
じゃあ揺らすとオリが細くなって元の熟成前のワインに戻るんでしょうか?
安心してください。戻りません!
逆に、沈没船から見つかったシャンパンやワインが美味しかったケースから、むしろ揺らす(or揺らし続ける)ことで熟成が進むのでは?と考えられるようになってきました。
そこで、近年では海底で熟成させてみよう!という動きが世界各地で起こり、地中海を始め、日本でも日本のぶどうを使って海底で熟成させるワインが登場しました。
値段は高いですが、評判は上々のようです。
技術が安定化したら何年もかかっていた良いワインが短期間で作れるかもしれませんね!
今日はここまで。